自然と触れ合う子どもたち

2005年1月23日 06時58分 | カテゴリー: トピックス

椎名町小学校の取り組み

 椎名町小学校では2003年度と2004年度の2年間、5年生を中心にして総合的なw習の時間を使って、なるほど・ザ・遊佐「米に感謝!」をテーマに山形県の遊佐町との地域間交流を行いました。1月21日にその発表会を水谷泉と見学しました。
 (写真は、花笠舞を教えてもらう子どもたち)

 椎名町小の子どもたちは低学年から近所のおじさんおばさんたちと一緒に学校園で野菜や花を栽培し、幼稚園の子供を芋ほりに招待するなど、土に親しんでいるそうです。つまり、4年生までに地域の方々との異年齢交流を日常的にしているとのことです。その上に遊佐小学校と子ども通し手紙やメールなどを使って知識を得、学校園で米作りを習い、3泊4日の遊佐訪問を通して稲作文化と環境について学びました。当日は「米に感謝!」のタイトルに沿って3グループに分かれ遊佐町で収穫した米の使い道を考える話し合い、花笠舞を習う、藁を綯う、の活動が展開されました。ここにいたるまでの十分な体験の積み重ねが子供たちの活動をいきいきしたものにしていると感じました。

 椎名町小では、両校の子どもたち通し初めて会ったとは思えないほど仲良くなったこと、町の皆さんがとても温かく迎えてくださり、さまざまな体験をさせてくださったことを感謝していました。一方、遊佐町の教育長は、椎名町小の子供たちが鳥海山の大きさや田んぼのあぜ道から飛び立つ鳥に驚く様子をみて、むしろ遊佐小の子供たちが自分たちの住んでいる場所の価値を再発見したと話されたことが印象的でした。

 このところ、総合的な学習の時間の存続が話題になっていますが、椎名町小の取り組みは大きな成果を挙げたものと思います。これは、まず文部科学省の豊かな体験活動推進事業としての予算、先生方の長期にわたる努力、保護者や地域の方々の支え、そして何より子供たちのやる気の成果です。特に地域との交流が日常的にあることが子供たちのコミュニケーション能力を高めるために大きな力になっていると思われました。子どもたちがいろいろな体験をして豊かな思い出を作り、感じる心を育て考えることを自然に学び取るには、総合的な学習の時間は有意義と考えます。そのためには時間と予算、そして何より人材が必要なことはいうまでもありませんが、どの学校にも十分な予算がつくのは難しく、学校と地域との交流から人材が供給されることが望まれます。本の読み聞かせ、学校園の作業指導、伝統遊び、食文化等伝えたいものや伝えられるものを地域から学校に発信していきましょう。(柿原歌子)