「多摩川源流探訪ツアー」に参加

2008年11月4日 11時45分 | カテゴリー: トピックス

水道水の最初の一滴にこの夏、出会いに行ってきました

 家庭で何気なく使っている水道、その水源の一つである多摩川の最初の一滴にこの夏、出会いに行ってきました
 それは山梨県笠取山(1953m)の頂上近くの水干(みずひ:地名)にありました。水干までの道のりは、東京都水道局でお仕事していた堀越弘司さんが説明してくれました。水道局は水源の山の管理もしているのです。
 先日、愛知県岡崎市では1 時間146.5 ミリの雨が降り、大きな被害が出たことは記憶に新しいところですが、この山の地面はふかふかで、葉には細菌がないのでそのままの形で積もっていって、200 ミリの雨量に耐えられる保水力を持つそうです。山道の眼下をほどよいせせらぎと共に流れる川の中の岩は、緑のコケに一面覆われていました。それは、川が荒れずに流れている証拠だとか。そして、湧き水地点での休憩。堀越氏が笹の葉で受け口を作ってくれて、のどの渇きを潤しました。ミネラルたっぷりのあまいおいしい自然水です。
 実は、この山は、明治(1901 年)のころは焼畑農業による山火事で、木一本ない禿山だったそうです。それを東京市(当時)が水道源の確保として買い取り、植林を始めたのです。100 年たったこの山は今では豊かな自然を持つ山となり、大切な水源を守り、作り出しているのです。
 水源確保のための先人の施策に頭が下がる思いです。50 年、100 年先を見通した施策を計画し、取り組んでいくことの大切さを改めて思いました。 (岡田千枝子)