豊島清掃工場見学

2010年7月20日 14時05分 | カテゴリー: トピックス

豊島地域協議会で清掃工場の見学に行きました

豊島清掃工場は私の自宅がわりと近いこともあり、清掃工場の煙突をみるたび、「身体に悪い排煙が出ているのかな?」と不安に思っていました。
私が持っていた清掃工場のイメージは「臭い、煙い、ゴミを燃やす炎で暑い」でしたが、実際に中へ入ってみると普通のビル、という感じでした。
ゴミ処理はコンピュータ制御で、ゴミをためておくゴミバンカ内の空気を焼却炉へ送りゴミ燃焼の酸素供給をしているということで、臭気も一緒に燃やしてしまい、ゴミバンカ内の気圧も低く保たれるということで、臭いが外部にもれにくく害虫も発生しにくくなっているのだそう。

気になっていた煙突からの排煙は、ほとんどが蒸気で、有害物質や臭いは取り除かれていることがわかり、少しほっとしましたが、ゼロではないということでした。

23区のゴミ埋め立て処分場には限りがあるので、1日でも長く使用できるようにプラスチックのゴミは燃やしてなるべくゴミの量を減らしたい、というお話がありました。
ゴミを燃やした灰は「溶解スラグ」という人工砂に加工され、アスファルトやコンクリート等に使われていますが、雨水がしみると重金属などが染み出てくるので、基準をもうけて試験をしているということですが、まだ歴史も浅いので、環境への影響が心配だなと思いました。

豊島区の清掃工場は敷地が狭いということで、焼却炉が縦に長い形になっていて、灰が落ちる部分も狭いので、鉄などの燃えないゴミが詰まってしまうそうで、これを取り除くのは人の手でなければできないのだそうです。とはいっても高熱になった鉄ゴミはなかなか冷めないので、作業員の方は30分ごとに休憩をとらないと熱中症になってしまうのだとか。
詰まった鉄ゴミが展示してあったのですが、針金ハンガー、クリップ、ホチキスの芯など、何気なくポイッとしたものが寄り集まるとこんな塊になってしまうのかと思うとショックでした。ホチキスの芯なんて、と思っていましたが、取り除いて不燃ゴミに出さないといけないですね・・。代わりにクリップを使うようにすれば繰り返し使えるので、これからはそうしようと思いました。

4月5月は2基ある焼却炉のオーバーホールで、1基につき1カ月かかるそうなので、ゴミを1基の焼却炉のみで燃やし、他の清掃工場にも負担してもらいながらやっているということを初めて知りました。区の広報紙などでもお知らせして、区をあげて4月5月はゴミ減量月間にするとか、鉄ゴミが詰まることなどを区民に知ってもらうようにすれば、みなさんの意識も変わってくると思いますし、消費者の意識が変われば企業も環境にやさしい取り組み(梱包材を土に返るような素材にする、使い捨て容器からマイ容器持参で買うことができるもの等)がひろがってくるかもしれません。

今回の見学で一番気になったのは、ゴミの埋め立て地から出る汚水です。
埋め立て処分場に降った雨が埋め立てたゴミへしみ込み、窒素分などの汚濁物質が、ゴミの埋め立てが終了した後も汚染浸出水として長期間にわたって出続ける、ということです。廃水処理をしているそうですが・・。
以前、乾電池を不燃ゴミで出している人がいるという話を聞いたことがあるのですが、埋め立て地の周辺環境のことを考えてちゃんと分別してほしいです。

ゴミを減らし、3R(リデュース、リユース、リサイクル)を進めなければ!と切に感じた清掃工場見学でした。