政治資金規正法違反に関しての陳情審査

7月13日、豊島区議会議会運営委員会において、豊島区議会議員が政治資金規制法違反にで辞任した案件につい5件の陳情審査が行われました。豊島・生活者ネットワークも5月27日に陳情を提出しています。

政治資金規正法の説明を求める陳情 2

陳情内容は、今回の事例だけでなく過去に遡っての区議会の姿勢を問うたものでしたが、審議の焦点は、当該自民党からの報告を待つというものに終始していました。自民党からの新しい報告を待っているだけでは、何も明確にならず、議会の説明責任を果たしているとは言えないのではないか。議会としての自浄作用が効かないからこそ、

第3者委員会か百条委員会の設置すべきなのではとの陳情意見には、議会には、区民から信託された合議制としての義務があるので、丸投げすべきではないとの意見表明もありました。有言実行を望みます。

審議の結果としては、自民党からの回答を待とうという継続審査が多数を占め(共産党のみが徹底調査を主張)継続扱いとなりました。豊島区議会で継続扱いとなると、新たな事実が判明されないない限り、区議会議員の任期の間は、継続という塩漬け状況になります。

豊島区議会としては、5月25日に「政治倫理の確立・工場と区民からの信頼回復に関する決議」が可決され、7月14日には、「豊島区議会政治倫理条例」の制定のための学習会を開レています。、本当に自浄作用ができる豊島区議会となるか、今後も注目していきます。

3月24日に自民党区議2名が辞職してから、この間、区議会正副幹事長会で何度も話し合われてきたとの発言もありましたが、幹事長会は、区民は傍聴することができません。今回、陳情提出によって、議会運営委員会という区民が審議の様子を傍聴でき、議事録も公開されます。しかし、2、3日で公開されるという委員会の中継録画は、10日経った7月23日現在、公開されていません。その後、2ヶ月遅れで、9月22日に公開されたことを確認しました。

http://www.kensakusystem.jp/toshima-vod/video/R04-iinkai/R040713-05-1.html

税金で執行されている区議会は情報公開こそがまず第一に重要と考えます。

7月22日には、別の区議による政務活動費の流用に関して書類送検されたことが報道されました。

公明正大な豊島区議会の運営を望みます。